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窓をどの位置につくるかは、この採光・通風を考えたうえで決めたいものだ。 たとえば、隣家と軒が触れ合わんばかりに住宅が密集していては、窓をつくっても、何の役にも立たない。

そんなときには天窓の方法が考えられる。 天窓は、建築基準法によると、側面にある窓の3倍分の明るさがあるものと考えられているので、いろいろな事情から建築基準法の窓面積比を守れないときの解決策にもなるだろう。
さて、室内に通風を確保するためには、風を入れるための入口だけではなく、出口のための開口部がなければならない。 入口の開口部がいくら大きくても、風の出口がなければ通風は得られない。
この場合、入口と出口の面積の差がありすぎても、よくない。 面積の少ないほうの開口部に合わせて風が流れるからである。
また、入口と出口が近づきすぎると、せっかく入ってきた風が部屋全体にいきわたらないので、適当な距離がほしい。 低い窓から風を入れ、高窓から風を抜く方法とか、開口部が向かい合った壁に配置されているようなものは、部屋全体の通風がよい。
窓をどの方向に開くかも重大だ。 朝日の直射は、まだ空気の温度がそれほど上かっていないので、さほど気にはならないが、問題は西日である。
夏の西日は日照時間も長いし室温も上がっているので、とてもではないが耐えられない。 しかも、冬は日照時間が短いので、西日の暖かさを期待することはむずかしいとなると、西側の開口部はなるべくなくし、断熱性のある壁で遮断したほうがよい。
しかし、土地柄や近隣の環境によって、それぞれの敷地には微妙にちがう恒風がある。 夏の風向きが西風の地域では、西側をふさいでしまえない。
そして、庇や植栽などによって西日を遮断できるように、最初の設計の段階から考えておいたほうがいいだろう。 高温多湿の日本では、採光だけではなく、通風のことも考えあわせて、窓の位置を決めたいものである。
通風とは気動、即ち風が動くことであり、換気ではない。 換気扇があるから、と安心しているのは大間違いである。

戦争中、山東半島のつけねにある青島の根拠地隊付だったことがある。 また先年、中国へ行く機会ができた。
北京の朝は零下10度以下という寒さで、北海公園の池も凍っていた。 人びとはその冷気の中で勤勉に働き、街は清新の気がみなぎっていた。
さて、このあたりは昔から3寒4温といって、3~4日の周期で暖かくなったり寒くなったりする現象が知られていた。

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